アップルギフトカードの悪用急増 特殊詐欺で被害金支払いに

電子マネーで支払わせる特殊詐欺被害件数の推移

 警察庁は22日、主に架空料金請求名目の特殊詐欺で、被害金の支払いに、電子マネー「アップルギフトカード」が悪用されるケースが2月以降急増していると発表し、注意を呼びかけた。警察庁によると、詐欺グループが被害者にコンビニなどでアップルギフトカードを購入させ、裏面のコードを電話で読み上げさせて電子マネーをだまし取る被害が多い。

 1月の被害件数は57件だったが、134件だった2月以降、増加傾向になり、10月は296件に上った。

 電子マネーを支払わせる手口の特殊詐欺の11月の被害件数は290件で、そのうちアップルギフトカードが悪用されたのは269件(92.8%)を占めた。

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