【橋げた落下】「静清バイパス」事故後初めて現場に立ち入り取材…新年1月末にも当該工区の工事再開へ(静岡市清水区)

2023年7月、静岡市清水区でバイパスの工事中に橋げたが落下し、8人が死傷した事故。私たちは事故後初めて橋げたの落下現場に立ち入ることができました。静岡国道事務所は、1月末にも事故のあった工区での工事を再開するということです。

この事故は、2023年7月、静岡市清水区の「静清バイパス」の工事中に長さ約60メートル、重さ140トンの橋げたが9メートルの高さから落下し、8人が死傷したものです。私たちは許可を得て、22日、橋げたが落下した現場を初めて取材することができました。

(佐野 巧 記者)

「橋げたが落下した事故現場です。現場には事故の爪痕が残っていますが、工事再開に向け準備が進められているということです」

事故から約5か月。事故現場以外の箇所も含め、設計図を一から見直すなど再発防止が進められています。静岡国道事務所によりますと、事故現場部分については、現在、橋げたの製作を行っていて、1月末から、事故が起きた工区での作業を開始し、2025年3月末の完成を予定しているということです。工事は、これまでの業者が継続して担当し、工法も事故当時と同じ、橋脚の上で橋げたを移動させる「横取り降下」と呼ばれる方法で行われるということです。

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