京葉線ダイヤ改正に自治体反発 JR千葉支社長「丁寧に説明する」

京葉線ダイヤ改正に自治体反発 JR千葉支社長「丁寧に説明する」

 2024年3月からのJR京葉線のダイヤ改正に沿線の一部自治体が反発している問題で、JR東日本の千葉支社長は12月22日、狙いや背景を「丁寧に説明する」と述べ、理解を求めていく考えを示しました。

 JR京葉線の東京、蘇我駅間は、朝夕の通勤時間帯、通勤快速を含め、全ての快速を各駅停車に変更するダイヤ改正を2024年3月16日から実施します。

 これに対し、沿線の千葉市や県が「大きなマイナス」で「容認できない」と反発していることについて、JR東日本千葉支社の土沢壇支社長は、22日の記者会見で次のように述べました。

JR東日本千葉支社 土沢壇 支社長
「京葉線がより便利に使いやすくなることを目的に、(来年3月の)ダイヤ改正をしていきたい。我々の説明不足がある、引き続き丁寧に詳しく狙いや背景を説明し、ご理解いただければと思う」

 ダイヤ改正の狙いは、各駅停車の7割程度の利用状況に留まり、「芳しくない」通勤快速を廃止し、混雑のバラつきを平準化するためだと説明しました。

 通勤快速が停まらなかった駅では、乗車できる機会が上下線で合わせて30回以上増え、通過待ちがなくなることなどで各駅停車の所要時間も最大7分短くなると強調しています。

 県と千葉市に対しては直接説明するため、知事と千葉市長に面談する日程を調整しているということです。

 一方、県などによる会議で今後の在り方が検討されているJR久留里線については、「検討会議の経過を見守っていきたい」と述べました。

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