吉本実憂、片山友希、柄本時生らが志田彩良主演「消せない『私』―復讐の連鎖―」で重要人物として登場

日本テレビほかで2024年1月5日にスタートする金曜ドラマDEEP「消せない『私』―復讐の連鎖―」(金曜深夜0:30。初回は深夜1:10。TVer、Huluで毎話放送後に配信)の新たなキャストが発表。さらに、NAQT VANEの「Break Free」が主題歌に決定し、第1弾ティザー映像が、日テレドラマ公式YouTubeチャンネル番組公式SNS番組公式サイトで解禁された。復讐(ふくしゅう)心に燃える主人公が感情を爆発させる刺激的な映像が多く盛り込まれ、今後の波乱を想起させる仕上がりとなっている。

志田彩良が主演を務め、本郷奏多が共演する「消せない『私』―復讐の連鎖―」は、黒田しのぶ氏の「消せない「私」~炎上しつづけるデジタルタトゥー~」(ぶんか社)を原作とした“爽快”リベンジ・エンターテインメント。

平凡な女子高生だった主人公・灰原硝子(志田)がある人物との出会いをきっかけにネット上で有名人に。しかし、彼女の活躍をねたむ何人かのクラスメートによってわなにハメられ、その醜態を撮影した動画がネットで拡散、たちまち炎上してしまう。決して消えることがないデジタルタトゥーを刻まれた硝子は、ネットに拡散する誹謗中傷、そして自宅も特定され不審火で家が燃え、両親も亡くなり、すべて失ってしまう。その後、心の傷を抱えた硝子は祖母の家に引き取られ、廃人のような荒んだ生活を送る。10年の月日がたち、硝子は自ら人生を終わらせる決意をするが、その瞬間、目に飛び込んできたのはテレビの中継インタビューに笑顔で答える、自分を陥れたクラスメートたちの楽しそうな姿。硝子はその時から復讐するために立ち上がる。本郷は、硝子の運命に大きな影響を与える復讐の協力者・徳道仁役を務める。

今回発表されたのは、ヒロイン・硝子、徳道を取り巻く重要人物となるキャスト陣。硝子の復讐相手として、高校の同級生・海崎藍里役で吉本実憂、青嶋みちる役で小日向ゆか、大桃武役で芳村宗治郎が出演。

海崎は、硝子の高校の同級生で、クラスではカースト上位だった。美人だがプライドが高くわがままで、自分より目立ち始めた硝子に嫉妬し、暴行事件の計画を立てた主犯者だ。現在は港区で会社員をしているが、いまだに貧乏な実家と毒親の母親に対して強いコンプレックスを抱いている。結婚相手への理想が高く、玉の輿(こし)を夢見ている。

吉本は「今回、現代に広がっている“デジタルタトゥー”という問題を扱う作品に携わらせていただき、使命感を感じています。私の役は、主人公が復讐する原因となる人物の役でいわゆる“悪女”の役だと思います。撮影、照明、音楽等のすべてが芸術的ででもリアルで生々しくもあるので、より心で受け取りやすい作品です。ネットを使うすべての皆さまに届きましたらうれしいです」と、作品への思いを語る。

青嶋は、硝子の高校の同級生で藍里の取り巻き。現在は不動産会社の派遣社員として働いている。硝子への暴行事件では、その様子を撮影。動画の炎上がエスカレートするよう手をかける。平凡な自分にコンプレックスがある一方で、身の丈に合った生活を選ぶことで藍里たちと同じ土俵に立たず、自分のプライドを保っている。

小日向は「ディープな内容で、私の役柄も、少し社会の世相に合ったものになっていて、台本を読んだ時にはドキッとして、私に演じられるか、少し不安になりました。ですが今回、私が役を演じ切ることで、“爽快”リベンジ・エンターテインメントが視聴者の皆さまに伝わるように、しっかり役を全うしたいと思っています!」と意欲を燃やす。

大桃は、硝子の高校の同級生で、サッカー部エースのイケメン。暴行事件の実行犯だ。現在は大手企業で営業部のエースとして働き、周囲からは愛妻家と評判はよいが、自分に自信がなく自分より賢くバリキャリの妻にコンプレックスがある。

芳村は「最初にお話をいただいた時、自分にぴったりの役柄だと言われ、企画書を読ませていただきました。なかなか強烈な作品で、いただいた役もエグい役どころだったので驚きました。自分にとっての悪をにじみ出し、こいつをボコボコにしてくれと思われるよう演じていきます。最後まで目が離せない作品にご期待ください」と、悪役に全力で臨む。

また、硝子への暴行事件の際に硝子のもとに現れ、しつこく声をかけていた迷惑系配信者・綿貫健役を柄本時生が担当。不真面目で怠惰、倫理観が欠如しており、配信サイトで犯罪の考察などを取り扱っている。現在は社会派配信者を自称しているが、過激な投稿により炎上を繰り返している。

柄本は「脚本や企画書を読ませていただいた感想は、とても重たい内容になっているなというのと、演じるキャラクターについては、うんと嫌なヤツそうだなと思いました。うんと嫌なヤツを演じたいと思います。一昨年もたしかこの時期に動画配信者の役をやらせていただいていて、今回2度目の動画配信者役です。また楽しく演じさせていただければと思います」と抱負を述べる。

そして、捜査一課の刑事で、硝子とは中学時代の同級生で親友・砂川より子役を片山友希が担う。正義感が強く、10年前に硝子に何もしてあげられなかったことを後悔し、現在は硝子のような人を助けるために警察官になる。当時のことを謝りたくて硝子との再会を願っている人物だ。

さらに、徳道の経営するホストクラブ「イフリート」で働くホスト・ソラ役を阿佐辰美が務める。不幸な家庭に育ち、家を出て路頭に迷っていたところを徳道に拾われた過去を持つ。そのことをずっと感謝しており、徳道からの依頼なら何でもこなすため、硝子のもう1人の協力者となる。

片山は「かつての親友を救えなかった後悔や責任感があり、刑事になったより子の心の揺れや感じ方を丁寧にお芝居で表現できたらいいなと思います。復讐劇なのでドキドキやハラハラを味わってもらうことはもちろん、より子の葛藤も楽しみに見ていただけたらうれしいです!」と役づくりに触れる。

阿佐は「企画書を読ませていただき、ドキドキハラハラする斬新な物語と、自分としてもホスト役への挑戦ということで、とてもワクワクしました。しっかり勉強して、いい緊張感を持って臨みたいと思いました。演じるキャラクターは、すごくピュアで魅力的だなと思いました。ピュアだからこそというシーンもたくさんあるので、本郷さんが演じられる徳道さんとの関係性も含めて、そこを丁寧かつ大事に演じられたらと思っています」と役柄を掘り下げながら作品に参加。「原作漫画を拝見した時の衝撃が、映像を通してより多くの人に届いたらうれしいなと思っています。早く次が見たい!と感じる作品になると思います」とアピールしている。

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