セクハラ行為で口頭注意の男性消防監、停職4カ月の懲戒処分に 正式通報受け調査、認定 北はりま消防組合

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 北はりま消防組合(本部・兵庫県西脇市)の男性消防監(57)が同じ職場の女性職員にセクハラととれる言動をし、口頭注意を受けた問題で、同組合は消防監のセクハラ行為を事実と認定。停職4カ月の懲戒処分とし、ほかの部署に異動した。処分と異動は20日付。

 同組合によると、消防監は5月以降、勤務時間中、女性職員に抱き付くなど、セクハラ行為を繰り返したという。

 当初、組合は「ハラスメント通報窓口に女性職員からの訴えがない」として消防長の口頭注意にとどめていた。11月下旬、女性から正式な通報を受け、内部委員会で調査し、セクハラと認定した。消防監もセクハラを認め「大変申し訳ない」と話しているという。

 東田幸策消防長(59)も管理監督責任を取り、戒告処分とした。東田消防長は「このような事態に至ったことを重く受け止めている。コンプライアンスの徹底を強化したい」とコメントを出した。今後、外部の有識者にも加わってもらい、再発防止策を検討する。(伊田雄馬)

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