18日、東広島市で起きた認定こども園の送迎バスの事故で、こども園は22日、保護者への説明会を開きました。保護者からは事故原因の検証と再発防止策を求める声があがったということです。
22日朝、こども園には約80人の保護者が集まり、2時間半にわたって説明会が行われました。
事故が起きたのは12月18日。園児を乗せたバスが中央分離帯を乗り越えて対向車線を逆走。4台の車とぶつかり、12人がケガをしました。
保護者からは運転手が77歳だったことを受け、年齢制限を設けることや事故原因を調査してほしいとの声があがったということです。また、バスのドライブレコーダーの映像から運転手の新たな状況も明らかにされました。
■さざなみの森・松井雄一郎園長
「(事故前に)信号待ちでハンドルにもたれかかる姿があったり運行中にウトウトした姿が見られるなという印象でした」
さらに、これまでの運転マナーを指摘する声も…。
■さざなみの森・松井雄一郎園長
「運転が荒く見える場面や他者を優先するべきところでそうしなかったという報告は、添乗者や歩行者地域からのお叱りがあったこともありました。改善を求める立場として私たちの関与がもっと必要だったと振り返っている」
こども園では、事故原因の検証とともに運行マニュアルの策定や車両の安全性を改善する方針で、保護者の了承を得られれば1月中旬にも送迎バスの運行を再開したいとしています。
(2023年12月22日放送)