北海道東部でヘリ1機増強へ 海上保安庁、知床事故受け

 第1管区海上保安本部(小樽)は22日、知床沖で観光船「KAZU 1(カズワン)」が沈没した事故を受け、年度内に釧路航空基地にヘリコプターを1機増強して3機とし、救助体制を強化すると明らかにした。

 函館航空基地所属の2機のうち1機を配置換えする。函館には同日、中型機が新たに就役した。

 知床の事故では、ヘリコプターが現場付近に到着するまで通報から3時間以上かかったことが問題視された。

 事故後、道東地域では釧路基地に高度な救助技術を持った「機動救難士」の9人が新たに配置されるなど、体制強化が進められている。

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