「2010年4月以降PFOS含む泡消火剤を使用してない」 浜松基地が回答

浜松市で検出されている高濃度の化学物質を巡り、浜松市が航空自衛隊基地に対し、化学物質を含む泡消火剤の使用履歴について調査を依頼していた問題で、浜松基地は、2010年の4月以降、対象となる泡消火剤を使っていないと回答しました。

浜松市のこれまでの調査では、自衛隊浜松基地周辺の水路や地下水など複数の箇所で発がん性が疑われる高濃度の有機フッ素化合物PFASが検出されています。「PFAS」は古い泡消火剤などに含まれていることなどから、浜松市は浜松基地に対し、原因究明の調査を要請していて、22日、浜松基地が対象の泡消火剤の使用履歴について回答しました。

浜松基地によると、基地では、2010年4月以降に実施した火災消火訓練や、点検のための発砲試験ではPFOSを含む泡消火剤を使用していないということです。また、実際の火災時にも使用履歴はなかったとしました。

一方、2010年3月以前の使用履歴については、記録がないため、確認できなかったということです。

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