アーセナルもスーパーリーグ構想に声明「これからもUEFAの大会でプレーする」

アーセナルもESLには反対の姿勢[写真:Getty Images]

アーセナルは22日、ヨーロッパ・スーパーリーグ(ESL)について声明を発表した。

2021年4月18日に、ヨーロッパの12クラブがESLの設立を表明。しかし、これを許さない国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟(UEFA)がクラブへの制裁を課すと牽制していた。

アーセナルも当初は参加を表明していたが、ファン・サポーターからの大きな反対を受けて撤回。参加しない意思を示していた。

そのESLに関して、ヨーロッパの司法裁判所はUEFAとFIFAの決断に対し「優越的地位を乱用している」として、ESL参加のクラブを閉め出す取り決めは違法であるとの見解を示していた。

そんな中、新たな大会の構想も。男女が関わるリーグとなり、男子に関しては、上位のスターリーグとゴールドリーグはそれぞれ16チームで構成され、最下層のブルーリーグは32クラブで構成される。毎年、昇格・降格があるシステムになるという。なお、賞金など詳細は現時点で発表されていない。女子は2つのリーグで32クラブが参加するというものだった。

これに対し、アトレティコ・マドリーやマンチェスター・ユナイテッド、バイエルン、パリ・サンジェルマン、インテルなどが声明を発表。その他、プレミアリーグやラ・リーガ、リーグ・あんなども声明を発表し、いずれもESLに参加する気がないというものとなっている。

アーセナルも今回の判決を受け、立場が変わらないと声明を発表した。

「我々は今後もUEFAの大会でプレーし、他のヨーロッパのクラブや欧州クラブ協会(ECA)と協力し続ける」

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