老人ホーム入居権の話を持ちかけられ…2300万円だまし取られる 京都

伏見署

 京都府警伏見署は12月22日、京都市伏見区の女性(79)が老人ホームの入居権の話を持ちかけられ、現金約2300万円と電子マネー10万円分をだまし取られたと発表した。特殊詐欺事件として調べている。

 同署によると、7月下旬、女性宅に不動産会社社員を名乗る男から「当選された老人ホームの入居権を譲って」と電話があった。女性が承諾すると、別の男から電話で「権利を譲ることは犯罪」と告げられ、女性は違約金として200万円を郵送し、電子マネー10万円分を利用できる情報を伝えた。さらに、検察官や弁護士を名乗る男からも電話で「現金を送ることは犯罪」などと告げられ、8月19~27日ごろ、郵送や振り込みで計4回にわたって計2099万円を送ったという。

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