【REPORT】CRAVITY、クリスマスファンミーティングで日本ファンにサプライズ!初披露の楽曲も

撮影/田中聖太郎

“K-POP第4世代のスーパーポップルーキー”として注目を集め、今年7月にリリースした日本デビューシングル「Groovy -Japanese ver.-」ではオリコンデイリーランキング1位を記録。さらにはアメリカやアジア諸国でのワールドツアーを開催し、今月6日には初の日本オリジナル作品「Dilly Dally」をリリースするなど話題のK-POP 9人組ボーイズグループ・CRAVITY。

撮影/田中聖太郎

2023年を締めくくるファンミーティング「2023 CRAVITY SPECIAL CHRISTMAS FANMEETING - LOVE! LUV!! LUVITY!!!-」が、12月20日(水)、21日(木)にパシフィコ横浜国立大ホールで2日間、計3公演開催。タイトルのようにLUVITY(ファンの呼称)への愛溢れる時間を存分に味わえるスペシャルな公演となったイベントレポートをお届けする。

撮影/田中聖太郎

クリスマスムードいっぱいの鈴の音と共に登場したCRAVITYは、ステージに横1列に広がると、この日のためにアレンジされた「Give me your love(X-mas Ver.)」でライブパートをスタートさせた。ひとり一人のボーカルがフィーチャーされたこの曲で暖かな歌声を届けると、「Let's Go Party!」という掛け声で「好きなんだ -Japanese ver.-」に突入。最後に各人がハートを作ると、会場から「かわい~!」という歓声が上がった。

この日の公演のコンセプトは「“ホワイトクリスマス”気分で楽しもう︕」ということで、「白色」のカラーコードが設けられており、やって来たファンは白を使ったおしゃれを楽しんでいた。それを見たウォンジンは「白い恋人ですね」と楽し気に会場を見渡した。

日本語で早口言葉も!ゲームで大盛り上がり

撮影/田中聖太郎

ステージ上にはソファが登場。企画コーナーは「CRAVITYの部屋でゲームを楽しむ」というコンセプトで、まずは日本語での「早口言葉対決」が行われた。アレン、ジョンモ、ウォンジンの<チョコレートチーム>、セリム、ヒョンジュン、テヨンの<ケーキチーム>、ウビン、ミニ、ソンミンの<アイスクリームチーム>に別れて、生麦生米生卵、地図帳で済州島探し、魔術師魔術修行中など、なかなかの難問に挑むと、日本語が得意なウォンジンとソンミンが上手にこなす一方、普段から早口に挑んでいるラッパーのセリムとアレンが大苦戦し、<ケーキチーム>が最下位となった。

撮影/田中聖太郎

ゲームで盛り上がった後は、再びライブパートへ。日本デビュー曲「Groovy -Japanese ver.-」と初パフォーマンスとなる「Adrenaline -Japanese ver.-」を続けると、ミニも「(初披露)最高!」とご満悦。そしてウビンが「日本語での初パフォーマンス。日本語の歌詞と僕たちの楽しいパフォーマンスに注目してほしいです」と言うと、「PARTY ROCK -Japanese ver.-」でいっきに会場のパーティムードを高めた。

後半戦もライブパートからスタート。全身白の衣装に着替えたメンバーたちが登場し、韓国最新ミニアルバムのタイトル曲「CHEESE」を歌い始めると、「早口言葉対決」の敗者<ケーキチーム>の3人が罰ゲームとしてコスプレ姿で登場。昨年、大阪で開催されたクリスマスイベントでもこのコスプレ罰ゲームが大好評だったが、今年はテヨンがクリスマスツリー、セリムとヒョンジュンが幼稚園児のコスチュームで登場し、会場を沸かせた。

撮影/田中聖太郎

後半の企画コーナーは、前半と同じ3組で「マル・マル・モリ・モリ」など子どもに大人気の曲で「振り付け伝言ゲーム」対決を行った。最初の人が動画で振りを覚え2人目に伝えるが、2人目のアレンジが効きすぎて、3人目には完全におもしろ方向に振り切った別物になって大爆笑という結果に。最後は9人全員で「Habit」(SEKAI NO OWARI)の振り付けにチャレンジ。スタートのウォンジンが完璧だったのに、2人目のアレンで早くも別物となり、9人目のウビンは、なぜかダンスではなく腕立て伏せになり、大いに盛り上がるコーナーとなった。

最後の締めはライブパート…サプライズプレゼントも

撮影/田中聖太郎

最後の締めは、ライブパートで。なんとCRAVITYからのサプライズで、Justin Bieberのクリスマス・ラブソング「Mistletoe」がプレゼントされた。テヨンが真っ赤なバラの花束を持って登場すると、会場から「キャー」という声が上がる。最後は9人が1つのソファにぎゅっと密集してかわいらしさを見せてくれた。さらにそんな暖かさから一変して熱くなる「Break all the Rules」と「Ready or Not」を2曲続けると、会場の大きなファンコールで一体感も高まり、リリースされたばかりのCRAVITY初の日本オリジナル作品タイトル曲「Dilly Dally」のパフォーマンスで本編をまとめあげた。

アンコールには、1階客席から登場。フロアをまんべんなく練り歩き、ファンとコミュニケーションを取りながら「Celebrate」を歌った。ステージに戻って記念撮影をすると、客席には韓国語で「CRAVITY! 一緒に幸せになろう!」と書かれたスローガンが掲げられて、メンバーたちもびっくり。そして最後に初パフォーマンスとなる日本オリジナルのクリスマスソング「Christmastide」を歌いながら、サインボールを客席に投げ入れ、以下のメッセージをファンに送った。

撮影/田中聖太郎

ミニ「今年もLUVITY(CRAVITYファンの総称)とクリスマスが過ごせて、とても嬉しいです。忘れられない思い出を作ってあげたかった。いつもLUVITYのそばで幸せにしてあげたいと思っていることを知っていますか? 今年も幸せでした。本当にありがとうございます。」

テヨン「去年も皆さんとクリスマスを一緒に過ごせて嬉しかったのですが、今年も一緒に過ごしてくださってありがとうございます。今年初めて僕たちとクリスマスを過ごしてくださった方もありがとうございます。皆さん、来年も……できればですけれど(笑)。LUVITYはCRAVITYにとって最高のプレゼントです!」

撮影/田中聖太郎

セリム「今年のクリスマスもLUVITYと一緒に過ごせてとても幸せです。良い思い出をプレゼントしてくださって、本当にありがとうございます。LUVITYにも僕たちが大きなプレゼントになったら嬉しいです」

アレン「クリスマスのわくわく感、幸せな気持ちってあるじゃないですか。LUVITYと一緒で今年はその幸せが倍になりました。LUVITYが僕たちの最高のクリスマスプレゼントです。今日は雪は降りませんでしたが、皆さんが白い服で来てくれたのがとても素敵で、雪のようでした。いつもかわいい姿で一生懸命応援してくれて、ありがとうございます。今日も幸せでした!」

撮影/田中聖太郎

ヒョンジュン「クリスマスをLUVITYと一緒に過ごせてよかったです。僕たちが皆さんの日常の中でのちょっとしたプレゼントになれると嬉しいです。寒くなりますので、風邪に気を付けてくださいね。僕が「ヒョンジュンは」と言ったら「まんまる!」と言ってください。(コール&レスポンスを実践)これは、日本に来るたびにやりますからね! 約束!」

ソンミン「今年も皆さんとクリスマスを過ごせて、本当に嬉しかったです。みんなはどうでしたか? 今年も一緒に幸せな時間を作ってくださって、ありがとうございます。2023年も本当にお疲れさまでした。皆さんのおかげで本当に幸せでした。2024年も皆さんと一緒にもっともっと幸せな時間を作りたいです」

撮影/田中聖太郎

ウォンジン「毎年、年末に皆さんに会えて嬉しいです。いつも僕が『牛丼が好き』と言っていますが、牛丼に嫉妬しないでください(笑)。僕が一番好きなのは、皆さんです。いつも笑顔で会えて嬉しいです。これからも僕たちの活動を見守ってください。来年もよろしくお願いします! もっともっと日本語を勉強します!」

ウビン「日本のLUVITYと過ごす2回目のクリスマス。いつもかわいく笑ってくれるLUVITYがいるから今日のこのステージがあるのだと思います。今日も大切な思い出を作ってくれてありがとうございます。今夜の僕の空には、月がとてもキレイに輝くと思います。大好きだよ!」

撮影/田中聖太郎

ジョンモ「年末にこうして、一緒に過ごせて嬉しいです。以前僕が「皆さん、たくさん会いましょう。一緒にしたいことがたくさんあります」と言いました。今日ステージからLUVITYを見ていて、今年は皆さんとたくさんのことができたなと思い、とても幸せでした。今年は日本でCDも出せたし、日本語の曲をステージでお見せできたし、日本で音楽番組にも出られました。全部LUVITYのおかげです。LUVITYがいつも応援してくれるように、僕もいつもLUVITYを応援しています。LUVITYには幸せでいてほしいです。LUVITYが僕にくれる力より、何倍もLUVITYにあげたいし、幸せになってほしいです。LUVITYがCRAVITYのファンであることがとても誇らしいです。僕たちも誇らしいアーティストになるよう頑張りますので、来年はもっと素晴らしい年にしましょうね。今年も本当にありがとうございました。メリークリスマス!」

撮影/田中聖太郎

2023年はワールドツアーを行う中、日本デビューを果たしたCRAVITY。多忙にもかかわらず、ファンミーティングにはMCを入れずに進行もすべて日本語で、自分たちで行った。今回の「2023 CRAVITY SPECIAL CHRISTMAS FANMEETING - LOVE! LUV!! LUVITY!!!-」には、21日夜公演に収録が入り、映像作品としてリリースされるという。本レポートとはゲームの内容が異なるが、かわいくて、おもしろくて、カッコいいCRAVITYの姿を映像作品で何度でもかみしめてほしい。

取材・文/坂本ゆかり

© 株式会社ライブドア