大間産マグロ、32トン未報告 青森県が再調査結果公表

青森県庁

 青森県大間産のクロマグロ漁獲量の一部が報告されていなかった問題で、県は22日、2021年度の報告違反が漁業者22人で計92.2トンあったと公表し、これまでの調査結果を修正した。このうち未報告分約32トンが新たに判明、県は漁業者に対して停泊命令などの行政処分を検討している。

 22人は大間、奥戸、大畑町漁協所属。県は昨年8月、21年度に計59.8トンの報告違反があったと発表。だが青森県警が漁業法違反容疑で水産物卸売などを調べる過程で未報告疑いが浮上し、県が再調査していた。

 クロマグロは漁獲枠が定められ、漁業者は水揚げした日から翌月10日までの間に県に漁獲量を報告する義務がある。

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