元関脇・寺尾の通夜に800人 60歳で死去、鶴竜親方は涙

大相撲の錣山親方(元関脇寺尾)の通夜で、祭壇に飾られた遺影=22日、東京都江東区の錣山部屋

 大相撲の元関脇寺尾で、17日にうっ血性心不全のため60歳で死去した錣山親方=本名福薗好文、鹿児島県出身=の通夜が22日、東京都江東区の錣山部屋で営まれ、弟子の立田川親方(元小結豊真将)や小結阿炎、二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)、大関貴景勝ら約800人が参列した。現役時代は筋肉質の体と甘いマスク、激しい突っ張りで人気を誇り「角界の鉄人」と称された。

 祭壇にはスーツ姿で腕組みした遺影が掲げられ、スポーツ界や芸能界からも多くの花が供えられた。

 「井筒3兄弟」の次兄、元関脇逆鉾の弟子だった鶴竜親方(元横綱)は「今ごろは3人で久しぶりに会っているのではないか」と涙ぐみながら話した。

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