リバプールもスーパーリーグ不参加を表明「今回の判決は立場を変えるものではない」

スーパーリーグへの不参加を表明したリバプール[写真:Getty Images]

リバプールは22日、ヨーロッパ・スーパーリーグ(ESL)について声明を発表した。

2021年4月18日に、ヨーロッパの12クラブがESLの設立を表明。しかし、これを許さない国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟(UEFA)がクラブへの制裁を課すと牽制していた。

しかし、参加を表明していたクラブはファン・サポーターからの大きな反対を受けて撤回。リバプールもそのうちの1つだったが、参加しない意思を示していた。

そのESLに関して、ヨーロッパの司法裁判所はUEFAとFIFAの決断に対し「優越的地位を乱用している」として、ESL参加のクラブを閉め出す取り決めは違法であるとの見解を示すことに。一方で、新たな大会の構想も提案されていた。

これに対し、アトレティコ・マドリーやマンチェスター・ユナイテッド、バイエルン、パリ・サンジェルマン、インテルなどが声明を発表。その他、プレミアリーグやラ・リーガ、リーグ・アンなども声明を発表し、いずれもESLに参加する気がないというものとなっている。

22日になり、アーセナルも立場を示す声明を発表していたが、リバプールも追随した。

「昨日の欧州司法裁判所による判決は、提案されているヨーロッパ・スーパーリーグに対するリバプールのこれまでの立場を変えるものではない。当社の関与は中止された」

「我々は今後もECA(欧州クラブ協会)を通じて他のクラブと協力し、UEFAの大会に参加することとする」

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