三菱ケミカルグループ<4188>、インドネシアでの高純度テレフタル酸事業を現地社に譲渡

三菱ケミカルグループは、傘下の三菱ケミカルのインドネシア子会社で高純度テレフタル酸(PTA)事業を手がけるPT Mitsubishi Chemical Indonesia(MCCI、ジャカルタ。売上高649億円、営業利益△2億8500万円)の株式80%を、現地化学企業のPT Lintas Citra Pratamaに譲渡することを決めた。事業ポートフォリオの見直しの一環。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2024年3月28日。

MCCIは1991年に設立以来、インドネシアで繊維やペットボトルなどポリエステル製品の主原料であるPTAを生産してきた。今後の事業の方向性を検討する中で、東南アジアでPTAの原料パラキシレンの事業化を予定するPT Lintas Citra Pratamaグループから事業譲渡の打診があったという。

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