除雪機の事故多発、注意を 「安全装置解除しないで」

除雪機による事故のイメージ(製品評価技術基盤機構提供)

 大雪の際に役立つ除雪機だが、不注意などによる事故が増加し、多くが死亡につながる重大な結果となっているとして、製品評価技術基盤機構(NITE)が注意喚起をしている。「少しの間だから」とエンジンをかけたまま離れたり、安全装置を解除したりする誤った使用方法は特に危険で、絶対にやらないようにと呼びかけている。

 2013年度からの10年間でNITEに通知された情報では、除雪機による人身事故は38件で、特に20~22年度が21件と増加傾向にある。38件のうち25件が死亡と大きな割合を占めている。機械の下敷きになる事例や、巻き込まれが多い。

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