温もりあふれるクリスマスツリー 茶色のオーナメントは再利用のコーヒー豆 - 奈良ホテル

抽出後のコーヒー豆の粉末を活用したオーナメントを飾り付けたクリスマスツリーがお目見えした奈良ホテル=18日、奈良市高畑町

 「深み」をテーマにしたクリスマスツリーが奈良市高畑町の奈良ホテル本館1階に登場、宿泊客らの目を楽しませている。ツリーは高さ約4メートル、茶色と銀色のボール状のオーナメントで飾られ、落ち着いた館内に彩りを添えている。25日まで。

 茶色のボールはホテルで提供後、残ったコーヒー豆の粉末を乾燥させ、飾りとして再利用。SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた取り組みで、大地の温もりを思い起こさせる自然な色みが際立つ。同ホテルが年間約3トン廃棄している抽出後のコーヒー豆。今回はクリスマスの飾りに使われたが、「今後も廃棄物に新たな価値を付加するアップサイクルを考えたい」と営業企画課の津川あかねさん。

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