アストンマーティン・ジャパンは12月21日、高性能ラグジュアリーSUV『DBX707』の特別仕様車“Midnight Podium Edition（ミッドナイト・ポディウム・エディション）”』を発売すると発表した。このモデルは、アストンマーティンブランドの110周年を記念した専用の内外装を装備し、日本国内11台のみの限定生産となる。
アストンマーティンは、2023年を通して同ブランドの110周年を祝ってきた。7月には、110台限定の6速V12マニュアル・スポーツカー『Valour（ヴァラー）』を発表し、同じく7月にシルバーストーンで開催されたF1イギリスGPでは、110台の歴代アストンマーティン車によるパレードが行われた。そして、この度発表された『DBX707ミッドナイト・ポディウム・エディション』は、110年にわたるこれまでのアストンマーティンの活動を意識した仕様となっている。
ベースとなる『DBX707』は、2023年のF1公式メディカルカーに採用されている高性能SUVだ。その特別仕様であるミッドナイト・ポディウム・エディションには、F1メディカルカーやアストンマーティンのF1マシン『AMR23』を彷彿とさせる、ライムカラーのアクセントが車体を囲むように配されている。カーボン製のボディキットには、専用カラー『サテンオベロンブラック』が採用され、フェンダーには『Q by Aston Martin』のバッジが輝く。23インチのサテンブラックホイールから覗くブレーキキャリパーもライムグリーンカラー塗装で、ラグジュアリーなデザインを得意とするアストンマーティンらしい足元の統一感だ。
インテリアのアクセントとなるのもライムグリーンのステッチ。オニキスブラックとアイフェルグリーンの2色のレザーと組み合わさり、どこを見渡してもアストンマーティンブランドを感じる仕上げとなっている。
アストンマーティンAPACリージョナル・プレジデントのグレゴリー・アダムスが「DBX707ミッドナイト・ポディウム・エディションは、日本のネオン輝く高速道路からインスピレーションを得たもの」と語るように、モデル名にある“Midnight”は真夜中の都会の高速道路をかけるドライブやカークラブの集いなど、日本の自動車文化に由来している。それを表すように、このモデル専用のシルプレートには「JAPAN」の文字が刻まれる。
F1とのつながり、日本とのつながりを感じさせる特別なDBX707“ミッドナイト・ポディウム・エディション”は、オプション装備の追加を含めて現在注文を受付中で、納車は2024年第1四半期からとなる予定だ。
