バスケットボールの第76回全国高校選手権(ウインターカップ)女子の岩手県代表・一関学院(5年ぶり11度目)は23日、東京体育館で、和歌山信愛と1回戦でぶつかる。豊富な運動量を武器に、6年ぶりの1勝へ全力を注ぐ。
走って、走って、走りまくる。放課後の約3時間の練習で、止まっている時間はシュートを打つときくらい。きつい練習にも選手たちは弱音を吐かず、足を動かし続ける。一関学院が誇る「足の強さ」はこの厳しい練習で培われたものだ。
走力は終盤の粘りにつながる。10月の盛岡白百合学園との県予選決勝は、最終第4クオーターに逆転されたが、残り20秒で同点とし残り3秒で決勝点を挙げた。山田繁監督は「ビハインドになっても踏ん張る力がついた。エースはいないが戦力は充実し、タイムシェアしながら選手を起用できる。大崩れする時間がない」とうなずく。