茨城・日立市 防犯カメラ増設へ 車突入受け 侵入対策、市長「早期に」 

日立市役所大屋根広場に防護柵を設置する作業員=2023年12月19日

茨城県日立市の市役所前広場に車が突っ込み3人が重軽傷を負った事件を受け、小川春樹市長は22日の定例会見で、広場への車両進入を防ぐ安全対策の未実施箇所について「当初予算を待たず、できるだけ早く実施したい」と述べた。防犯カメラを追加設置する方針も示した。

事件は12月6日に発生。乗用車が市役所大屋根広場で開催中のイベント会場に突っ込み、出店のテントをなぎ倒しながら暴走した。市は事件後、進入対策として市道に面した広場南側にステンレス製の防護柵12個を設置した。

今後、駐車場に面した広場北側でも対策を実施する予定で、小川市長は「予備費を活用するなどして早期に実施したい」と語った。防犯カメラ増設については「警察と相談しながら、広場や庁舎周辺への設置を考えていきたい」と述べた。

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