ハイボールやテキーラ12杯… 酒気帯び運転で停職6月 長崎県警の20代巡査 

 ハイボールやテキーラを計12杯飲んで軽乗用車を運転したとして、長崎県警は22日、県央地区の警察署に勤務する20代男性巡査を停職6月の懲戒処分としたと発表した。県警監察課によると、佐世保署が8日、道交法違反(酒気帯び運転)容疑で書類送検した。
 同課によると、巡査は10月27日午後10時過ぎから翌28日午前3時半ごろまで、佐世保市内のスナックでハイボール7杯、テキーラ5杯を飲んだ。軽乗用車を運転して帰宅する途中、同市の市道で職務質問を受け、呼気から基準値を超えるアルコールが検出された。巡査が的確な受け答えをしたことなどから逮捕の必要性はないと判断し、同署が任意で捜査していた。
 同課によると、巡査は事実を認め「何度か同じ店に行き、過去に1回飲酒運転をしたことがある」と話しているという。
 また、女子高校生にみだらな行為をしたとして、時津署の男性巡査(22)を停職3月の懲戒処分とした。県警が11月9日、県少年保護育成条例違反容疑で逮捕し、長崎簡裁が同月20日付で、同罪で略式命令を出していた。
 県警の処分はいずれも今月22日付。2人は同日付で依願退職した。中川正則警務部長は「職員が法令違反を犯したことは誠に遺憾。再発防止に努める」とコメントを出した。今年、県警職員の懲戒処分は7人。同課は「重く受け止め、規律保持を徹底する」とした。

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