立憲、維新、共産、国民が小泉法相の更迭要求へ

 立憲民主党、日本維新の会、日本共産党、国民民主党の参院国対委員長が21日、政治資金パーティーをめぐる裏金疑惑で、安倍派に続き、二階派にも特捜部の捜査が及んだことを受け、20日に二階派を退会した小泉龍司法務大臣について大臣更迭を要求していくことを確認した。

 小泉法務大臣は「公平・公正に法務行政を遂行していく役割があり、国民の目から見たときに誤解が生じないようにしていく」と退会の理由を述べた。しかし、検察に指揮権を有する法務大臣のポストに就いているのは問題だとして野党は総理に更迭を求めることを確認。

 また政治倫理審査会の開催を求めることも確認した。政倫審は委員の3分の1以上の求めがあれば開かなければならない。4党で委員は5人になるので、求めがあれば開かなければならない。

 日本共産党の井上哲司参院国対委員長は「裏金作りは個々の政治家にとどまらず派閥ぐるみ、自民ぐるみで行っていたもの」とし、立法府として厳しく対応する必要があるとした。(編集担当:森高龍二)

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