上皇陛下90歳の卒寿に いつまでも変わらない美智子さまへの愛

(写真提供:宮内庁)

12月23日、確かな記録が残る歴代の天皇のうち、最長寿となる上皇陛下は卒寿を迎えられた。

宮内庁がお誕生日に合わせて公開したご近況によると、上皇陛下は朝夕の新聞やテレビニュースをよくご覧になり、国内外の出来事に目を向けられながら、国民生活の様子に心を配られていらっしゃるそうだ。地震が発生すると、昼夜を問わず、すぐにテレビの速報をご覧になって被災状況を確認されるという。

そしてご近況の冒頭にある

《上皇后さまと毎日を規則正しく静かに穏やかにお過ごしです》

という一文の通り、お誕生日写真にはご夫妻で手を繋がれる姿が。ご成婚以来、いつまでも仲睦まじい上皇ご夫妻を写真で振り返る――。

【’58年】

婚約後にテニスを楽しまれるお二人。ダブルスを組まれることもあった

【’68年】

長崎ご訪問の際の1枚。上皇陛下が船に乗り込む美智子さまの手を取られ、優しくエスコートを

【’13年】

国際福祉協会創立60周年記念のチャリティー晩餐会にご出席。上皇ご夫妻が公の場でダンスを披露されたのは20年ぶり。宮内庁によると、お二人はこの日のため、お住まいの御所でレコードをかけ、ダンスの練習を数回されていたという

【’18年】

あいにくの雨となった秋の園遊会では、“相合傘”で出席者とご懇談された。美智子さまに傘を寄せられていたため、上皇陛下の右肩は濡れていた

【’22年】

東京国立博物館で開催された、沖縄復帰50年記念特別展「琉球」を訪れられた上皇ご夫妻。30分間、ずっと手をつなぎながら鑑賞されていた

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