女子生徒と交際 高校講師を懲戒処分 栃木県教育委員会

 栃木県教育委員会は22日に会見を開き、県の北部の高校に勤務する25歳の男性講師が女子生徒と交際し、一緒に宿泊や飲酒をするなど不適切な行為をしたとして、この講師を懲戒免職処分にしたと発表しました。

 22日付けで懲戒免職処分となったのは、県の北部の高校に勤務する25歳の男性講師です。県教育委員会によりますと、講師は去年(2022年)10月から今年(2023年)11月にかけて、自身が勤める高校の女子生徒と交際し、県外や自宅のアパートに宿泊させたり一緒に飲酒をしたりするなど不適切な行為を繰り返したということです。

 県教育委員会の聞き取り調査で、講師と生徒は県外に宿泊した際に腕枕などはしていましたが、性的な行為はなく、飲酒についても講師から生徒に強制したものではないということです。二人の関係に気づいた学校の関係者から先月(11月)18日に学校に連絡があり発覚しました。講師は「教員としての自覚のなさによって相手を傷つけ教員の信頼を失う行為をしてしまい大変申し訳なく思う」と話したということです。

 県教育委員会の阿久澤真理教育長は「教職員一人一人の規範意識をさらに高め不祥事の撲滅と信頼の回復に努めて参ります」とコメントしました。県内で教職員の不祥事が続いていることから、県教育委員会は1月に県内の全ての県立学校長を対象に臨時の校長会を開催し、再発防止を徹底するということです。

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