オフに入って積極的な補強を見せているタイガースが今度はブルペンの強化に動いた。日本時間12月23日、タイガースはドジャースからＦＡとなっていた右腕シェルビー・ミラーと１年300万ドル＋球団オプション１年（425万ドル）の契約を結んだことを発表。カージナルス時代の2013年に15勝を挙げるなど、かつては先発投手として活躍したミラーだが、低迷期を経てリリーバーとして再起しており、タイガースのブルペンで重要な役割を担うことになりそうだ。
現在33歳のミラーは今季ドジャースで自己最多の36試合（うち１先発）に登板して42イニングを投げ、３勝０敗１セーブ、３ホールド、防御率1.71、42奪三振、被打率.135の好成績をマーク。首痛による長期離脱があり、フル稼働というわけにはいかなかったが、４アウト以上のリリーフを11度もこなすなど、柔軟に起用できるリリーバーとしてドジャースのブルペンを支えていた。
スコット・ハリス編成本部長は「試合の最後を任せることもできるし、必要ならば複数のイニングを投げることもできる。チームが試合に勝つために必要なことは何でもこなしてくれる選手だ」と高く評価。タイガースはジェイソン・フォーリーとアレックス・ラングの両右腕が８～９回を担当しており、ミラーはその前の７回を担当するセットアッパー、あるいは試合中盤の重要な場面でフレキシブルに起用できる存在として起用される可能性がある。
なお、タイガースの公式発表によると、ミラーの契約には登板試合数と完了試合数に応じた出来高が設けられており、2024年と2025年の両シーズンとも最大117万5000ドルを獲得できるという。また、2024年シーズンの登板試合数と完了試合数に応じて、2025年シーズンの年俸が上昇する仕組みになっているようだ。2025年の球団オプションをタイガースが破棄した場合は、バイアウトの25万ドルが支払われる。
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