短い前文に要点絞って 山形、大原学園で出前講座

新聞の特長や構成などを学ぶ教職員=山形市・大原学園山形校

 山形新聞社が取り組む「学校に新聞を」の企業版「NIB(ビジネスに新聞を)」の出前講座が22日、山形市の大原学園山形校(川上浩司校長)で開かれた。教職員約20人が、新聞の特長や構成、見出しの付け方などに理解を深めた。

 本紙新聞による学び推進室の柳沢明子主任が解説。大事なニュースを重要度に応じてレイアウトしていることや、見出しや前文に重要な要素が凝縮されていることなどを紹介した。報告書やビジネス文書をまとめる際に「短い前文に伝えたい要点を絞って書いてみてほしい」と呼びかけた。また過去の紙面を使った見出し付けにも挑戦した。

 教務部医療・福祉課の安達祐子さん(36)は「学生にも、新聞がコミュニケーションや文章を書く能力を高めるツールとして活用できることを伝えたい」と話した。

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