「明るい気持ちで登校して」見守り活動の男性、サンタ姿で一足早くプレゼント

サンタクロース姿の山﨑さん(左)から靴下をもらう子どもたち=京丹波町豊田

 京丹波町で登校中の児童の見守りに取り組む男性が、クリスマスシーズンに合わせ、サンタクロースやトナカイの姿で活動をしている。12月21日には一足早くクリスマスプレゼントを持って現れ、子どもたちに手渡した。

 サンタに扮(ふん)するのは南丹船井防犯推進委員協議会の瑞穂支部長山﨑建男さん(71)。「寒い朝でも、明るい気持ちで登校してほしい」との思いから、5年前から衣装を着るようになった。毎年12月には同町豊田から中台にかけての府道に立ち、衣装と反射材を身に着けて、丹波ひかり小学校と瑞穂小学校の児童を見守っている。

 午前7時50分ごろ、同町豊田のバス停に児童が集まると、山﨑さんが白い袋から靴下を取り出し、全員にプレゼントした。児童はそれぞれ好きな靴下を選び、山﨑さんに「ありがとう」と丁寧にお礼を告げていた。

 丹波ひかり小学校の1年の児童(7)は「車の柄の靴下をもらった。学校にはいて行きたい」と満面の笑み。山﨑さんは「普段は話さない子どもでも、こうしたイベントがあると話してくれる。子どもの笑顔は見ていて気持ちが良い」と話した。

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