鳥栖市出身で埼玉西武ライオンズでプレーした永江恭平さん(30)による野球教室が16日、吉野ヶ里町の三田川中央公園野球場で開かれた。小学1~5年生30人に基本動作をアドバイスし、野球の楽しさを伝えながら一緒に汗を流した。
県内の子どもたちにスポーツに親しんでもらおうと大樹生命保険佐賀支社が初めて開いた。参加者は小雨が降る中、元気いっぱいにウオーミングアップで体を動かした後、キャッチボールや守備練習を行った。
永江さんはボールを受ける際に「手だけを動かさずに、足も動かして。次に投げられるような体勢に」などと子どもたちに言葉をかけて回った。永江さんが投球を披露すると、子どもたちは憧れのまなざしで見入っていた。
芦刈小5年の諸岡日茉莉さんは「投球が途中から伸びてすごかった」と話した。永江さんは福岡県などで野球を指導しており、「佐賀の子どもたちは元気で守備もとてもいい」とにこやかに語った。(福本真理)