京都・宇治の「ちょっと昔」見て 懐かしの「おとぎ電車」や昭和の子らの写真ずらり

60年前の宇治橋周辺の姿を写した航空写真などが並ぶ企画展(京都府宇治市折居台・宇治市歴史資料館)

 京都府宇治市折居台の宇治市歴史資料館で、企画展「ちょっと昔の街と暮らし 昭和の子どもたち」が開かれている。宇治橋上空から見た60年前の市街地や、天ケ瀬ダム建設で廃止された遊覧列車「おとぎ電車」の写真が並ぶ。同館は「今はなくなったもの、変わらずあり続けるものを写真から感じて」と呼びかける。2024年2月4日まで。

 市民から同館に寄贈された写真や、懐かしいおもちゃなど233点が展示されている。

 1950年から60年まで走った「おとぎ電車」の写真には、新旧の客車に乗る子どもたちや宇治川の渓谷を走る列車が映っている。宇治川上空から西部の市街地を望む写真からは、96年に架け替えられる前の宇治橋が今より少し上流側にある姿が読み取れる。

 1972年の西大久保歩道橋の完成を祝う「渡り初め」や、漫画「おそ松くん」ではやったギャグ「シェー」のポーズをする子どもたちの写真もある。

 2024年1月の「二十歳のつどい」に合わせた2003年にまつわる展示もあり、同年にリーグ優勝を果たした阪神タイガースの記念グッズなどが並ぶ。

 午前9時~午後5時で月曜・祝日は休館。2024年1月8日の成人の日は臨時開館する。無料。

© 株式会社京都新聞社