豆をひいてお湯を注ぐレギュラーコーヒーの家庭向け販売額が増えている。一方、インスタントコーヒーは減少傾向だ。新型コロナウイルス禍の巣ごもりを背景に、消費者が本格的なコーヒーを楽しむようになった。関連企業はアルコール離れの風潮も追い風と捉え、市場開拓を進めている。
調査会社インテージによると、2022年のレギュラーコーヒーの家庭向け国内販売額は626億円と4年連続で増加し、23年1~11月も前年同期を上回って推移している。インスタントは22年まで2年連続のマイナスで、23年1~11月も前年を割り込んでいる。