藤井八冠、銀河戦2連覇逃す 将棋、丸山九段が初優勝

将棋の第31期銀河戦決勝で丸山忠久九段(左)に敗れた藤井聡太八冠=11月1日、東京都渋谷区の将棋会館(日本将棋連盟提供)

 将棋の藤井聡太八冠(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖=は、23日にインターネットで先行配信されたテレビ棋戦の第31期銀河戦の決勝(対局は11月1日)で丸山忠久九段(53)に敗れ、2連覇はならなかった。丸山九段は初優勝。

 藤井八冠は2022年度、JT日本シリーズ、朝日杯、NHK杯戦、銀河戦の主要4棋戦で優勝。23年度はJT日本シリーズを制したが銀河戦で敗れ、2年連続の4棋戦優勝を逃した。

 銀河戦決勝は、互いに得意の角換わりとなった。藤井八冠が玉を右に移動。丸山九段は飛車先を通して藤井玉を激しく追い込み攻め切った。

藤井聡太八冠

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