石川で120世帯孤立続く 体調不良なし、大雪で

石川県輪島市で進む、大雪で倒れた木などの撤去作業=23日午後

 大雪のため倒れた木などが道路をふさぎ、一時176世帯が孤立状態となった石川県輪島市で23日、市などは除雪や倒木の撤去を進めた。徐々に解消しつつあるが、同日夕方時点で120世帯の孤立が続いている。体調不良を訴えている人はいないという。

 同県では輪島市など能登地方を中心に2千戸超が停電。北陸電力送配電が順次、復旧作業を進めている。

 金沢市では、雪道を歩行中に転倒するなどし、3人が軽傷を負ったことを新たに確認した。

 日本の「さくら名所100選」にも選ばれている福井市の足羽川堤防にある桜並木では、高さ約10メートルの桜の木3本が雪の重みで倒れた。

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