偶然から生まれた『九十九里海っ子ねぎ』はイチゴ並みの甘さ! その秘密は野菜にはご法度な栽培法だった

歌手の青山テルマが、12月23日放送の『満天☆青空レストラン』に出演。宮川大輔とともに千葉県山武郡横芝光町を訪れ、逆境から生まれた奇跡のねぎ『九十九里海っ子ねぎ』を収穫した。

九十九里浜で宮川と青山を待っていた名人から「特に寒い冬は食べる」「主役じゃないですけどとてもおいしい」と本日の食材にまつわるヒントが与えられると、青山は「私わかった」とピンときた様子で「ねぎ!」と回答。見事正解した青山は、両手を上げながら喜びをあらわにした。

『九十九里海っ子ねぎ』

ねぎの生産量日本一を誇る千葉県のなかでも、県内有数の産地だという山武地域では、特徴的な栽培方法で育てられる『九十九里海っ子ねぎ』が注目を集めている。この地域は2002年の台風で海水が巻き上げられ、塩害の影響を受けあらゆる農作物が枯れてしまったというが、名人いわく「ねぎだけは元気で青々としていた」のだとか。さらにその年のねぎは、例年に比べておいしかったことから、海水を使ったねぎの生産にたどり着いたそうだ。

さっそく畑を訪れ、海っ子ねぎの収穫に挑戦した青山と宮川。青山は採れたてのねぎの表面の皮をむくと「うわ〜きれい! ぴっかぴかや!」と、白くかがやく海っ子ねぎに感激。ねぎの断面からはうまみエキスがあふれており、こぼれそうなエキスに青山は「サトウキビみたい」とコメントした。2人はねぎに吸いつくと、思わず「甘い!」と連呼。一般的なねぎの糖度は約9度だが、海っ子ねぎはなんと約12度でイチゴ並みの甘さを誇る。名人はその理由として、ねぎに薄めた海水を散布することでストレスがかかり、糖分が蓄積されることを明かした。名人の発言に「ちょっと刺激あった方が生活も楽しいですよね、我々も。たまに新宿歌舞伎町行ったら面白いですよね」と続けた宮川だったが、すかさず名人から「たまにじゃないですよね?」とイジられていた。

専用のホースで海水の散布に挑戦した青山

海っ子ねぎの開発には多くの研究が重ねられており、選りすぐりの品種に、適切な濃度に薄めた海水を何度も散布することでおいしさを追求しているという。専用のホースで海水の散布に挑戦した青山は、水流の強さに苦戦するも、名人から水のまき方を教わると「あー楽しい。いいですね」とコツをつかんでいた。名人の「手間がかかった分だけ、おいしいねぎを作れるし、作った我々もやりがいがあります」という発言に「そうですね」とうなずいた2人は、この後登場する『九十九里海っ子ねぎ』のフルコースに胸をおどらせた。

(左から)青山テルマ、宮川大輔

写真提供:(C)日テレ

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