軍事マニア、撮影に注意を 中国当局、懲役も

 【北京共同】中国でスパイ摘発を担う国家安全省は23日、軍事マニアが空母など軍装備品を撮影してインターネット上に拡散する行為は「国家安全に危害を及ぼす」と警告する文書を公表した。悪質な場合は刑法に基づき、3年以上7年以下の懲役が科されると強調し「クールな趣味だが、必ず注意して」と呼びかけた。

 同省は「(写真が)外国勢力の手に渡り専門諜報員が分析すれば、技術の詳細が暴露されるリスクが大幅に高まる」と警鐘を鳴らした。

 ただ文書には中国の最新鋭ステルス戦闘機「殲20」や空母「山東」の写真が併せて掲載されていた。

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