愛猫が『イライラ』している4つのサイン イカ耳にしっぽブンブン…見られたら嫌がっている証拠かも

1.イカ耳

猫はなんらかの不満やイライラが募ったときにイカ耳になります。イカ耳とは、耳を横に倒し気味にピーンと張った状態のこと。見た目がイカのシルエットに似ていることからイカ耳と呼ばれています。

イライラのイカ耳は、たとえばお腹が空いたのにご飯がもらえない、遊びに誘ったのに無視されたなど要求が通らなかったときや、しつこく撫でられて嫌になったときなどに見られます。

耳が後ろに反り返っているほどイライラしているサインだと言われていますので、耳の角度にも注目してみましょう。

2.しっぽを激しく振る、叩きつける

猫のしっぽは実におしゃべりな存在です。不機嫌なときには、しっぽを激しくブンブンと左右に激しく振ったり、バンバン床に叩きつけるように動かします。

イライラしているときのしっぽの動きは、荒々しくいかにも「ああ、イライラする!」というのが伝わるような振り方ですから、すぐに気付くはずです。

猫がイライラをしっぽであらわしているときは、不機嫌だったり、怒ったりしている可能性もあります。

ですからそのようなときは、無闇に近づいたり、話しかけたりせずに気持ちが落ち着くまでそっとしておくのが正解でしょう。

3.過剰にグルーミングをする

猫のグルーミングには、体を清潔にする以外にもストレス発散や気持ちを落ち着かせる効果があると言われています。そのためストレスが溜まってイライラしていると、過剰にグルーミングをすることがあるのです。

イライラが原因の過剰グルーミングでは、同じ場所をしつこく舐めたり、噛んだりするという行動が見られます。グルーミングといっても、やりすぎると脱毛や皮膚炎などにつながる場合もあります。

さらにひどくなると、手足やしっぽを出血するほど噛んでしまう自傷行為にまで発展するケースもあるため注意が必要です。

4.攻撃的になる

人間もイライラすると行動が乱暴になったり、攻撃的になったりすることがありますよね。

それは猫も同じで、ストレスが溜まるとちょっとしたことでも突然噛みついたり、引っかいたりなど攻撃的な行動をするようになります。

また猫は、イライラした気持ちを無関係の人や動物に対してぶつけることがあります。いわゆる八つ当たりで「転嫁行動」と呼ばれる行動です。

猫がイライラして攻撃的になっているときは、強いストレスを感じている可能性も考えられます。なにが原因なのかを特定して改善に努めましょう。

まとめ

猫はイライラしたときにイカ耳をする、しっぽをブンブンと激しく振るなどさまざまな方法でサインを出しています。

そのようなときは、無闇に近づいたり、触ろうとしたりすると猫パンチをお見舞いされてしまうかもしれません。さらに虫の居所が悪いと、噛まれたり、引っかかれたりしてケガをしてしまう可能性もあります。

愛猫がイライラしているときは、しばらく距離をおいてそっと見守ってあげましょう。

ただし過剰なグルーミングや自傷行為が見られる場合は、早めに獣医師にするようにしてくださいね。

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