「最も恐ろしい瞬間だった」選手が試合中に昏倒…ルートンの指揮官が回想、メディカルスタッフに感謝「彼らは真のヒーロー」

エドワーズ監督(左)と試合中に倒れたロッキャー[写真:Getty Images]

ルートン・タウンのロブ・エドワーズ監督が、試合中にキャプテンのトム・ロッキャーが昏倒した件について言及した。
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ロッキャーは16日に行われたプレミアリーグ第17節のボーンマス戦に先発出場したが、1-1のまま迎えた60分にボールと関係ないピッチ中央で昏倒。そのままピッチに倒れ込んだ。

プレーは続いていたが、ボーンマスMFフィリップ・ビリングがメディカルスタッフをピッチ内に呼び、試合は中断。応急処置を受けたロッキャーは担架に乗せられてピッチを後にすると、スタジアム内で応急処置を受けてから病院に搬送されていた。

その後意識を取り戻し、19日にICD(植え込み型除細動器)を装着する手術が成功。現在は退院しリハビリに進んでいる。

これまでも試合中に倒れ、そのまま命を落とした選手は数知れない。ロッキャーは今年5月にも試合中に倒れていたが、今回は別の理由だったことも判明している。

エドワーズ監督は、無事に退院したロッキャーについてコメント。倒れた瞬間を振り返り、処置に当たったメディカルスタッフへ改めて感謝の意を示した。

「フットボールの世界ではともかく、これまで経験した中で最も恐ろしい瞬間だった」

「メディカルスタッフは素晴らしかった。世界が注目する非常にプレッシャーのかかる状況だったが、彼らはあらゆる決断を的確に下してくれた。彼らをとても誇りに思う。彼らが彼を救ってくれた」

「我々のメディカルスタッフ、ボーンマスのメディカルスタッフ、そこにいた救急隊員、彼らは真のヒーローだ」

ICDを装着したロッキャーは、6月には復帰が可能とのこと。来シーズンは元気な姿を見せてくれる可能性が高い。近年は、オランダ代表DFデイリー・ブリントやデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンらも同様の手術を受け、今はピッチでプレーしている。

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