ユナイテッドに不満のヴァラン、一転して古巣レアルに復帰の可能性が浮上?

今季は出番が減少したヴァランはユナイテッドで苦しむキャリアに[写真:Getty Images]

マンチェスター・ユナイテッドの元フランス代表DFラファエル・ヴァラン(30)が古巣に復帰する可能性があるようだ。スペイン『アス』が伝えた。

ヴァランはRCランスの下部組織で育つと、2011年7月にレアル・マドリーへと完全移籍。若くしてマドリーのディフェンスラインを支え、元スペイン代表DFセルヒオ・ラモス(現セビージャ)とのコンビで多くのタイトル獲得に貢献した。

そのヴァランは2021年8月にユナイテッドへと完全移籍。加入してすぐに負傷離脱するなど、2年半で38試合をケガで欠場。これまで公式戦77試合に出場し2ゴールを記録しているが、今シーズンはここまで公式戦14試合に出場し1ゴール。出番が大きく減少している。

現状に大きな不満を持っており、エリク・テン・ハグ監督も放出を認める可能性が高い中、今冬の移籍市場でバイエルンが獲得を目指しているとされている。

そのヴァランに対し、センターバックが必要なマドリーが興味を持っているとのこと。現状を打破したいヴァランも、良く知る古巣への復帰には交渉に応じる構えを見せているようだ。

バイエルンは最大2000万ユーロ(約31億4000万円)程度のオファーを出す予定とのこと。マドリーにとってはライバルとなるが、安価で連れてきたい考えがあり、フリーで手放したくないユナイテッドも今冬に手放す可能性が高そうだ。

新たな環境に身を置くよりは、よく知るカルロ・アンチェロッティ監督の下でマドリーに来た方がフィットも早いだろうが、どういった決断を見せるのか注目だ。

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