救助の日章高生2人に感謝 宮崎市の工藤さん(81)山で転倒、動けず「脳裏に死」

竹山で転倒し、動けなくなった工藤昭信さん(右)を救助した(左から)荒川大和、鶴田優心さん。日章学園高で再会し握手を交わした=宮崎市広原

 「見つけてもらえなければ死んでいたかもしれない」。12月上旬、門松の材料を切り出すため山で作業していた最中に転倒して動けなくなった男性を、部活動帰りの男子高校生2人が救助した。男性は宮崎市佐土原町上田島の工藤昭信さん(81)。当時は日が暮れ、周囲に通行人の姿はなく、冷え込みが厳しさを増す状況。難を逃れた工藤さんは高校生の優しさと機敏な対応に心打たれ、2人が通う高校に出向き、感謝の気持ちを伝えた。

© 株式会社宮崎日日新聞社