デヴィ夫人の「ぼったくり」発言から1年…宮迫プロデュース「牛宮城」2年目の意外な今

昨年3月にオープンした牛宮城。お笑いコンビ元「雨上がり決死隊」でYouTuberの宮迫博之(53)がプロデュースしており、開店当初は芸能人やYouTuberが相次いで訪れ、予約がいっぱいになるなど賑わいをみせていた。来年3月でオープンから丸2年となるが、はたしてどのような局面を迎えているのだろうか。

2023年12月21日時点で、食べログの評価は昨年12月の3.59から3.55に若干ダウン。Google のレビュー評価は昨年12月と同スコアの2.8をキープした。最近の口コミでは《思った以上においしかった》《肝心のお料理も美味しく、店員さんの雰囲気も良かったです!》と評価する声があがる一方、《食事の味は悪くなかったんですが、値段が高すぎるため1か2で悩んで1に》《とにかく肉が高い。どこでも食べれるレベルの肉。迫ハイとうどんはめちゃ美味い。肉の金額と質を見合うようにしないと長くはなさそう》と金額と肉質のバランスに対して不満が寄せられていた。

コスパといえば、昨年12月、かまいたちがMCを務める番組『ぜにいたち』(ABEMA)で、デヴィ夫人が”ぼったくり”と指摘したことが話題に。デヴィ夫人が牛宮城を訪れ、ドリンクのメニューを見せてほしいと頼んだところ「たった3つの種類しかなくって。1本36万円とか22万円とか、一番お安いのが18万円」だったという。「こんなお値段、ヤクザ?」と、金額のあまりの高さに驚いたというのだ。

このことについて、宮迫は今年10月、デヴィ夫人と共演した動画「『牛宮城はぼったくり』発言のデヴィ夫人と直接対決」の中で改めて説明をしている。宮迫によると、デヴィ夫人が来店したのはオープンから間もないときで、シャンパンやワインの準備ができていなかったのだという。また、自身の誕生日月間だったため、関係者から高めの酒を用意してほしいといわれていたとも弁解。「今はリーズナブルなお酒もたくさんご用意しておりますので。なので、ぼったくり発言を撤回していただきたい」とデヴィ夫人に懇願していた。

さらに、当時牛宮城を手伝っていたスタッフの元に、「ワインの価格を勉強したほうがいいわよ」と来店後のデヴィ夫人から直接電話がかかってきていたことも明かされた。

■オープン当初は即日満席も現在は「予約取れます!」

では、牛宮城、儲かっているのだろうか?

オープン当初は、予約フォームが開放された瞬間に予約が埋まる人気店だった牛宮城。当時公開されたYouTube動画ではひと月の純利益が1000万円だったと明かしている。

実は現在、当時に比べるとかなり予約が取りやすくなっており、人数や時間帯にもよるが1週間前や当日などでも予約が取れるような状況だ。このことを報じた本誌記事をきっかけに、宮迫は11月にYouTube動画を更新し、牛宮城の繁盛ぶりについて明かした。

「まず言います。黒字です。非常に大箱の店なので、最初が異常すぎたんです。あの席数が一瞬で埋まるということ自体が、すごいことだったので。今、ようやく落ち着いて、ある程度予約が取れるようになったと」

予約が埋まっていなくても採算はとれていると明かした宮迫。キッチンカーで全国を回っていると「予約取れないんでしょ?」と声をかけられるというが、「予約取れます!」とぜひ予約にチャレンジてほしいとアピールしていた。

「飲食店は、3年以内の廃業率が70%といわれるなど、実は生存競争の厳しい世界。牛宮城にもオープン当初は”1年以内に潰れるのではないか”との指摘がなされていました。実際、昨年は牛肉の偽装問題や、”このままでは本当にホリエモンの予言通りに半年で潰れるかもしれません……”と一部商品を値上げするなど苦難に見舞われていました。しかし、それを乗り切って黒字宣言をしているということは、だいぶ経営が安定してきたという事でしょう」(WEBメディア記者)

プロデュースを務める宮迫は、12月24日にオムライス専門店「オムサコライス」を渋谷・スペイン坂にオープンするなど新たな領域にチャレンジする”余裕”も見せている。3年目は果たしてどのような年になるのだろうか――。

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