対馬島の中心地点 ひっそりと立つ「へそ地」石碑

「対馬のへそ地」石碑

 長崎県対馬市豊玉町大綱の国道沿いに、「対馬のへそ地」と記された石碑がひっそりと立っている。対馬島の中心地点を指すとみられるが、どのような経緯で設置されたのだろうか。
 旧豊玉町役場出身の扇徹弥・市農林しいたけ課長がかつて聞いた話によると、石碑は2004年の旧6町合併直前に旧豊玉町が設置。近くの山の中腹が、ちょうど対馬島の真ん中に当たることから、人目の付くふもとの国道沿いに設置したのだという。
 だが石碑近くを通りがかったとしても、見逃してしまいそうなほど地味な見た目。扇課長も「(周囲で)石碑のことが話題に上ることはない」と話す。気になる方は、ぜひ訪れてみては。

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