時津署は20日、ニセ電話詐欺被害を未然に防いだとして、長崎県西彼長与町高田郷のファミリーマート長崎女の都店の従業員、金時真人さん（19）と大津知也さん（19）に署長感謝状を贈った。同店は10月にも被害を防いだことから、功労店舗として県警生活安全部長感謝状も贈られた。
同署などによると、11月19日、高齢男性が2万5千円分の電子マネーカードを買いに来店。金時さんが購入理由を尋ねると「壊れたパソコンの修理費用を支払いたい」と答えた。詐欺を疑い、大津さんと協力して男性を説得し警察にも通報した。修理を名目に金を要求するサポート詐欺に当たる事案だった。
同署で門脇隆仁署長から感謝状を受け取った金時さんは「怪しい点が多く、すぐ気付けて良かった」、大津さんは「今後もお客さまに寄り添った対応をしたい」と話した。
生安部長感謝状を受け取った高井良翔太店長（32）は「スタッフの好判断のおかげ。被害を防ぐ最後のとりでと思い、これからも怪しいところがあれば積極的に声かけをしていきたい」と語った。
