「あまりにも激しかった」ハイレベルな首位攻防戦にクロップ監督は満足感、同時に悔しさを滲ませる 「勝つべきだった」

試合について語ったクロップ監督[写真:Getty Images]

リバプールのユルゲン・クロップ監督が試合を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。

プレミアリーグ前節のマンチェスター・ユナイテッド戦をドローで終えていたリバプールは、23日の第18節で首位奪還を目指してアーセナルと対戦。試合開始早々にゴールを許すも、前半のうちにFWモハメド・サラーのゴールで追いつき、1-1のドロー決着となった。

白熱の首位攻防戦で勝ち点「1」を手にしたクロップ監督は、両チームの健闘ぶりを称賛。その一方でDFトレント・アレクサンダー=アーノルドのカウンターからのシュートが決まっていれば勝つことができたと悔しさも滲ませた。

「ただただ2つの本当に良いチームを見た。本当に良い試合だったし、とても激しかった」

「我々にとってはトップ、トップ、トップの瞬間だ。勝てたかもしれないし、勝つべきだったかもしれない」

「これまでのインタビューでは、トレントのクロスバー直撃(のシュート)をすっかり忘れていた。だから私は『わからないけど、(勝てる)可能性があった』と言ったが、そのチャンスがあったなら我々は試合に勝つべきだった。ラジオのインタビューを受けてそのことに気づいた」

また、クロップ監督はホームの後押しを受けて巻き返した自チームを高く評価。サポーターの熱量や強度の高さを誇った。

「相手はより良いスタートを切ったが、見事に試合を振り出しに戻した。今夜のアンフィールドは素晴らしかった。誰もがそう感じたと思う。凄まじかった。みんなで力を合わせて何ができるかを見ることができて本当に良かった」

「1-0となった後の巻き返しは素晴らしかった。我々のインテンシティはとても高かった。あまりにも激しかった」

「瞬間的に落ち着く必要もあり、もう少しそれをうまく織り交ぜる必要があった。そのため外から積極的に影響を与えようとした。それが我々のやったことであり、本当に良い瞬間を作り出した」

最後に、クロップ監督は自チームの改善点を指摘すると同時に、改めて両チームの完成度の高さを強調している。

「後半は我々が非常に良いスタートを切った。最初の1秒からだったかはわからないが、思い通りの場所に相手を追いやることができた。我々のハイプレスは並外れたものだったし、彼らはそこで少しボールを失っていた」

「ハイボールで競り勝ったその位置からもっとチャンスを作るべきだった。また同じようなシチュエーションがあれば、間違いなく改善すべき点だ」

「アーセナルは本当に優れていて、フィジカルも強い。全てのポジションにおいてすごいと言わざるを得ない。良いチームだ」

「ありがたいことに、それは我々も同じだ。だから1-1だった」

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