アイドルから心理カウンセラーへ 中元日芽香「皆さんの心を元気にしたり、癒やすという意味では“共通項がたくさんある”お仕事」

日曜日の昼下がり、静かな通りに佇む一軒の店「your time」に集うお客様たち。カウンター越しには、それぞれの個性あふれる物語が聞こえてきます。パーソナリティのチャンカワイがお届けするTOKYO FMのラジオ番組「ヱビスビール presents Color Your Time」。

12月10日(日)、12月17日(日)放送回のゲストは、乃木坂46を卒業後、心理カウンセラー&メンタルトレーナーとして活動中の中元日芽香(なかもと・ひめか)さんです。自分時間「my time」にまつわる物語をひも解いていきます。

(左から)パーソナリティのチャンカワイ、中元日芽香さん

◆町の交番みたいな存在になりたい

チャンカワイ:カウンセリングをするにあたって大切にしていることって何ですか?

中元:カウンセリングは、その答え自体は相談者さんが持っているんだという前提のもと、一緒に(その人の)引き出しを開けていくなかで、お話を整理していくお手伝いをするお仕事だと思っています。

チャンカワイ:それはご自身がそうであったからとか?

中元:それもあると思います。「人に相談するのも悪くないな」って、私が相談者の立場として(カウンセリングを)受けたときに思ったので、同じような気持ちであったり、何かしらの発見っていうのを、今度は私が相談者さんに気づきを提供する立場になれたらいいなというふうに思ったんですよね。

チャンカワイ:目標というか、目指しているところはあるんですか?

中元:町の交番みたいな存在になりたいと思っているんですね。例えば「あそこに駆け込めばどうにかなるだろう」って思っていても、日常的に頼ることってあまりないと思うんです。

でも、同じようにオンライン上にカウンセラーがいて、「なんかメンタルがしんどいな、つらいな」って思ったときに、「中元が話を聞いてくれるって思ったら日常生活が頑張れそう」っていうふうに思えたら、それは今すぐに私に頼らなくても大丈夫ってことなんです。

チャンカワイ:いざとなったら駆け込むと。

中元:そうなんです。いざというときには(ここで)私が待ってるよっていうことですね。

(左から)パーソナリティのチャンカワイ、中元日芽香さん

◆日々のカウンセリングを丁寧に

チャンカワイ:アイドルと心理カウンセラーはどういう棲み分けをしているのですか?

中元:心理カウンセラーになったばかりの頃、「まったく異なる業種に転職したな」って思っていたんですけど、アイドルのときにひめたんと呼ばれていて、「ひめたんの活動を見て元気をもらっていました」とか、「ひめたんのブログを読んでその言葉に癒やされていました」っておっしゃってくれる方がたくさんいらっしゃったことを後で知って。

カウンセリングはどちらかというと裏方さんでお悩みを聞く側ですけど、アイドルって日々のキラキラを提供したり、楽しみを提供している職業だなって思うと、何か皆さんの心を元気にしたり、癒やすという意味では、共通項がたくさんあるお仕事なのかなって最近気が付きました。

チャンカワイ:なるほど。では今後、叶えたい夢とかってありますか?

中元:カウンセリングというものをまだまだ身近に感じていない方が多い印象がありますので、悩んだときにカウンセリングが選択肢のひとつになってくれるといいなって思います。こうやって本(「なんでも聴くよ。 中元日芽香のお悩みカウンセリングルーム/文藝春秋」)を書いたり、発信もそうですし、日々のカウンセリングを丁寧に、これからもどんどんやっていきたいなって思っています。

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<番組概要>
番組名:「ヱビスビール presents Color Your Time」
放送日時:日曜 14:55~15:00
パーソナリティ:チャンカワイ
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/podcasts/cyt/

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