Dバックス・ヘイゼンGM 指名打者候補の強打者の獲得を目指す

今季、2001年以来22年ぶりとなるワールドシリーズ進出を果たしたダイヤモンドバックスは、オフシーズンに入ってから着実に補強を進めている。ルルデス・グリエルJr.と再契約したほか、先発ローテーションにはエデュアルド・ロドリゲスを加え、マリナーズとのトレードではエウヘニオ・スアレスを獲得。しかし、マイク・ヘイゼンGMは「今季の開幕時点と比べると、戦力は少しアップしただけだ。補強を続ける必要がある」とまだ今オフの補強が完了していないことを明言した。

ヘイゼンGMは打線にもう1人、強打者を加えたいと考えているようだ。グリエルJr.と再契約し、スアレスを獲得したため、打線の左右のバランスが改善されており、補強ターゲットは右打者に限定するわけではないという。現在のロースターを眺めると、指名打者のみ明確なレギュラーが不在という状況。ヘイゼンGMはこれまでフルタイムの指名打者を獲得せず、複数の選手を併用する形を取っていたが、今オフはフルタイムの指名打者をチームに加えることに前向きな姿勢を示している。

引き続き右打者をチームに加えるのであれば、J・D・マルティネス、ホルヘ・ソレア、ジャスティン・ターナーといった選手たちが有力な補強ターゲットになるだろう。今季途中に加入してポストシーズンで存在感を示したトミー・ファム、FA前の重要なシーズンを故障で全休してしまったリース・ホスキンスらも候補になるかもしれない。左打者であれば、ブランドン・ベルト、ジョク・ピーダーソン、マイケル・ブラントリー、ジョーイ・ギャロなどがFA市場に残っている。

今季はエバン・ロンゴリアがベテランとして存在感を発揮し、コービン・キャロル、ガブリエル・モレノ、アレック・トーマス、ヘラルド・ペルドモなど若手が多いチームを牽引。ロンゴリアに代わるベテランとして、マルティネスやターナーを獲得するのはチーム状況にフィットするかもしれない。先発5番手やブルペンの選手層にも不安を残すため、ヘイゼンGMはよりよいチームを作るために、今後も移籍市場での補強を検討し続けることになりそうだ。

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