投手補強が急務のRソックス パクストンとの再契約に「強い興味」

「WEEI」のロブ・ブラッドフォード記者によると、投手補強が急務となっているレッドソックスは、自軍からFAとなったベテラン左腕ジェームス・パクストンとの再契約に「強い興味」を示しているようだ。パクストンはマリナーズ時代の2021年にトミー・ジョン手術を受け、2022年シーズンを全休(マイナーで1試合だけ登板)。今季は2年ぶりのメジャー復帰を果たし、19試合に先発して7勝5敗、防御率4.50、101奪三振をマークした。

現在35歳のパクストンはマリナーズ時代の2017年に防御率2.98、2018年には208奪三振を記録し、ヤンキースへ移籍した2019年には15勝を挙げた実績のある左腕。2018年には敵地ブルージェイズ戦でノーヒッターを達成しており、カナダ出身の投手がカナダの球場でノーヒッターを達成するのは史上初めてのことだった。その一方で、故障が非常に多い選手としても知られており、規定投球回に到達したシーズンは1度もなし。2018年の160回1/3が自己最多イニングとなっている。

今季のパクストンは右ハムストリングを痛めて出遅れたものの、5月に戦列復帰し、最初の10先発では5勝1敗、防御率2.73の好成績をマーク。ところが、後半戦に入って大きく調子を落とし、最後の9先発では2勝4敗、防御率6.98に終わった。9月には右ひざの炎症で故障者リストに登録され、そのままシーズン終了。シーズントータルでは7勝5敗、防御率4.50という平凡な成績となった。

レッドソックスは現時点でローテ入りが当確とみられるのはクリス・セールとブライアン・ベヨの2人だけ。ニック・ピベッタ、カッター・クロフォード、タナー・ハウク、ギャレット・ウィットロックは先発とリリーフの両方をこなせるため、役割は流動的だ。今オフは少なくとも2人の先発投手を獲得することを目指しており、大谷翔平や山本由伸に大金を投じることは避けた。パクストンはレッドソックスとの再契約を望んでいるとみられており、再契約が実現する可能性は高そうだ。

The post 投手補強が急務のRソックス パクストンとの再契約に「強い興味」 first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.