インテル、エース不在も試合巧者ぶりを発揮 ラツィオ鎌田は途中出場|セリエA 第17節 結果まとめ

写真:レッチェに快勝したインテル

現地時間12月22日から23日にかけて、セリエA第17節の10試合が行われた。

首位インテルはホームにレッチェを迎えての一戦。コッパイタリアの試合で負傷したラウタロ・マルティネスが欠場となり、マルコ・アルナウトヴィッチが代役を務めた。前半は両チームがチャンスを作る中、42分にFKからヤン・ビセックがヘディングでセリエA初ゴールを叩き込み先制する。後半に入り78分には、アルナウトヴィッチのヒールパスにニコロ・バレッラが抜け出し、フェイントでGKをかわして2点目を奪取。その後、追加点は奪えなかったが、2-0で勝利を収め首位をキープしている。

フロジノーネとのアウェーゲームに挑んだユヴェントスは12分、ハイプレスによって高い位置でボールを奪ってショートカウンターを仕掛け、18歳のケナン・ユルディズがDF3人を振り切っての強烈な一撃を叩き込んで先制。後半開始早々に同点に追いつかれ、その後も何度かピンチを迎えたものの、81分に右サイドからのクロスをドゥサン・ヴラホヴィッチが頭で合わせて勝ち越しゴールを奪い、2-1で勝利を収めた。

ミランはアウェーでサレルニターナと対戦。17分にFKの流れの中からフィカヨ・トモリが頭で押し込み先制したが、42分にCKから追いつかれると、63分にはミドルシュートを沈められ勝ち越しを許す。それでも90分、ルカ・ヨヴィッチがボレーシュートを叩き込んで同点とし、なんとか引き分けに持ち込んだ。

鎌田大地がベンチスタートとなったラツィオはアウェーでエンポリと対戦。9分に連続攻撃の中からマテオ・ゲンドゥージが左足のシュートをねじ込み先制したものの、22分にチーロ・インモービレ、26分にはルイス・アルベルトがともに負傷交代するアクシデントに見舞われる。ルイス・アルベルトとの交代では鎌田が急遽ピッチに立った。その後は相手の猛攻を受けながらも耐えしのぐと、67分にはカウンターからマッティア・ザッカーニが3連続シュートの3本目をねじ込み追加点。2-0で勝利を収めた。

ローマ vs ナポリは荒れた展開となった。66分、ナポリのマッテオ・ポリターノが相手への暴力行為で一発退場になると、76分にはゴール前での混戦の中からロレンツォ・ペレグリーニが反転しながらのボレーシュートを沈めてローマが先制。86分にはヴィクター・オシムヘンがアフターチャージで2枚目のイエローカードを提示され、こちらも退場処分に。2人少なくなった相手に対し、ローマは後半アディショナルタイムにロメル・ルカクがダメ押しゴールを奪い、2-0で勝利を収めた。

ジェノアはサッスオーロに先制を許したものの、後半に2点を奪い返し2-1で勝利。フィオレンティーナは開始7分のルーカス・ベルトランのゴールを守り抜き、モンツァに1-0の勝利を収めている。ボローニャ vs アタランタの上位対決は、スコアレスで迎えた86分にルイス・ファーガソンが決勝点を奪い、ボローニャが勝利を収めた。

トリノ vs ウディネーゼは1-1の引き分け。ヴェローナはカリアリを2-0で下し、第2節以来の勝利を挙げた。

◉セリエA第17節 結果

エンポリ 0-2 ラツィオ(ハイライト動画
サッスオーロ 1-2 ジェノア
モンツァ 0-1 フィオレンティーナ
サレルニターナ 2-2 ミラン(ハイライト動画
フロジノーネ 1-2 ユヴェントス(ハイライト動画
ボローニャ 1-0 アタランタ
トリノ 1-1 ウディネーゼ
ヴェローナ 2-0 カリアリ
インテル 2-0 レッチェ(ハイライト動画) 
ローマ 2-0 ナポリ

© 株式会社SPOTV JAPAN