独創的な作品、感性を刺激 いわてアール・ブリュット巡回展

「たくさん色を使って頑張って描いた」と作品を紹介する作家

 いわてアール・ブリュット巡回展(岩手県主催)は27日まで、盛岡市大通の岩手教育会館ふれあいギャラリーで開かれている。障害がある作家らの独創的な作品が、感性を刺激する。

 2部構成で、一般展示は細かな点と線で画面全体を埋め尽くした「静と動」や、粘土で精巧に作ったたくさんの「恐竜」など8点が並ぶ。

 特別展は優しい印象の「笑い猫」や、カラフルな丸や花柄で彩った「ミラーボールパジャマ」など16点を展示。創作活動が行われている現場や、作家と支援者との関わりに焦点を当て紹介している。

 来年1月14~30日は宮古市宮町の市民交流センターで開かれる。いずれも午前10時~午後5時(最終日同2時)。入場無料。

© 株式会社岩手日報社