【有馬記念】豊マジック炸裂!ダービー馬・ドウデュースが復活V

12月24日、中山11Rで行われた第68回有馬記念(3歳上オープン・G1・芝2500m・1着賞金=5億円)は、武豊騎乗のドウデュース(牡4・栗東・友道康夫)が、復活の勝利を飾った。

武豊騎手と3戦ぶりのコンビ

暮れの大一番で豊マジックが炸裂した。12月16日に右太腿の筋挫傷から復帰した武豊騎手はドウデュースと3戦ぶりのコンビ復活。きょうの騎乗は有馬記念のみの一球入魂で見事に結果を残した。ドウデュースは天皇賞・秋で7着、ジャパンカップでは4着と敗戦続きでまさに背水の陣。今月引退したイクイノックスがいないこの舞台で負けるわけにはいかなかった。

レースでは5番枠からスタートとして後方待機で末脚を温存。直線勝負の構えで勝負どころから馬なりで進出。3、4コーナーで一気に捲っていき直線では大歓声の中で差し脚を伸ばした。ゴール前でスターズオンアース、逃げ粘ったタイトルホルダーを交わして、渾身のガッツポーズでゴールした。殊勲の武豊騎手は「ドウデュースも私も帰って来ました!」とファンの声援に応えた。

有馬記念を勝ったドウデュースは、父ハーツクライ、母ダストアンドダイヤモンズ、母の父Vindicationという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(株)キーファーズ。通算成績は12戦6勝。重賞は2021年朝日杯フューチュリティステークス(G1)、22年日本ダービー(G1)、23年京都記念(G2)に次いで4勝目。鞍上の武豊騎手は同レース4勝目、管理する友道康夫調教師は初勝利。

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