気仙小枝柿の販売開始式は22日、岩手県大船渡市大船渡町の大船渡市農協で行われ、地域名産の干し柿の全国発送がスタートした。
同農協小枝柿生産部会の平野光輝部会長(87)=大船渡市末崎町=ら7人が出席。同農協の猪股岩夫組合長は「風味、甘さが特徴の柿を全国に届ける」とあいさつした。
気仙小枝柿は種がない干し柿で、上品な甘さが特徴。部会員27人が1カ月以上かけて乾燥や整形作業を行い丁寧に仕上げた。平野部会長は「夏の高温が心配だったが、前年よりも収量が増え、大きな粒の干し柿が出来上がった。自信作を県内外のファンに届けたい」と出荷を喜んだ。