大統領選、独立系の立候補認めず ロシア中央選管、書類不備理由に

20日、ロシア・モスクワで大統領選への立候補に関する書類を提出した後、報道陣に話すエカテリーナ・ドゥンツォワ氏(AP=共同)

 来年3月のロシア大統領選に立候補を届け出ていた独立系の女性ジャーナリスト、エカテリーナ・ドゥンツォワ氏(40)は23日、ロシア中央選挙管理委員会が提出書類の不備を理由に、無所属での出馬に必要な推薦人団体の登録を認めなかったと通信アプリで明らかにした。収監中の反政権活動家ナワリヌイ氏の陣営が支持を表明していた。

 ドゥンツォワ氏は23日、選管の判断は不当だと最高裁判所に訴えるほか、改革派野党ヤブロコに候補者として擁立してもらうことを要請すると表明。だが、ヤブロコのヤブリンスキー元代表はユーチューブ番組で、ドゥンツォワ氏を擁立しない考えを示した。

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